- 田代さんはどんな経緯でKSPに入られたんですか?
- 田代:KSPに入る前は飲食店などでバイトしてました。
フリーターでしたね。もともと兄が岡庭社長※1と同級生で先にバイトに入っていたんですけど、「田代の弟どう?」という話になり、私も面接を受けました。
26歳のときに入社してます。- 高校はどういう学校でしたか? もともとなにか夢がおありだったんでしょうか?
田代:全然、専門性のある学校ではなかったですし、バイトもしたりしなかったり。- 面接も「誘われたからには一回行かないと」という感じだったのでしょうか?
田代:そうです。- では、警備のお仕事にもともと興味があった、という感じでもないんですね。
田代:どちらかというと、「もうそろそろ就職しようかな」という感じでした。
とりあえず就職して、すぐ転職しようというのが当時の本音です。- 本当に就職したいところへ就職するためのステップとして、最初は入られたのですね。
最初から石井支社長のもとで内勤として働くかたち、さいたま支社への配属だったのでしょうか?田代:いえ、さいたま支社に配属されたのは私が入社してから2年後の頃ですね。
兄貴から誘われて入ったというより、岡庭支社長から誘われて入っていて。
たぶん石井支社長がちょうど、内勤で働ける人材が欲しかったんでしょうね。私は最初から内勤でした。- 内勤って、適正もあるのでしょうか?
田代:適正というのはない、ですかね。- でも田代さんは、警備員っぽい雰囲気ではないですね。どちらかというとITにお強いといった印象ですね。
今、田代さんはおいくつですか?田代:今年34歳ですね。- 異色ですよね。警備の人、というよりも、どちらかというとITの人いう感じがします。
田代:ITにはもともと興味があって暇な時にもよくやっていたので、自然と詳しくなりました。- 今後、支社長代理としてやっていかれるわけですが、支社長代理は受任期間が決まっているのでしょうか?
田代:一応、一年ですね。- 今後、支社長代理となるわけですが、どんな支社にしていきたいですか?
田代:もともとうちはイベントに強い会社です。
イベントに強い会社であることが伝わりやすいような雰囲気にしたいですね。
閉鎖的でなくもうちょっとオープンな感じに、もっと明るい雰囲気にしたいです。- そうしたほうが若い方もどんどん増えそうですね。今年も色んなイベントがあるんでしょうか?
田代:今年もありますし規模の制限もないのですけど、まだコロナ禍にあるので、去年に引き続き「どこまでの規模でやったらいいのか」をそれぞれ手探りにやっている感じです。- ちなみに現在(2022年4月)、スタッフさんの年齢構成ってどのくらいになっていますか?
田代:外勤の方で多いのは60~70代。
埼玉県内で抱えてるイベント隊は10~20代、学生くらいの年齢が多いです。- 最近は若い人が増えてるんですか?
田代:そうですね。最近は新卒が毎年一人ずつは入ってきてくれます。- 若い方とのコミュニケーションってどういうふうにしていますか?
田代:人によりけりですが、一緒に現場に行った時に会話をするとか。会話ですね。- アウトドアな同好会、やっていらっしゃいませんでしたっけ。
田代:ラーメン同好会のことですか? 私がやってる非公式釣り部のことですかね。
でも非公式釣り部の方は、KSPメンバーの受け入れを拒否してますよ(笑)。大垣:お客さんとトランポリンいったりもするんでしょ?田代:行きます。- すごいですね。ちなみに、新しく入ってきた彼ら彼女たちの変化はいかがですか?
田代:新しく入ってきた子に後輩ができて、後輩指導をするようになって、そういう日々からも色々なことを学んでいるようですね。- うれしいですね。田代さんは、警備の仕事のどういうところが好きですか?
田代:あんまり好きじゃないです(笑)。
でも、強いていうなら、誰もない事務室で一人ぼーっとしながら、眠いんだか眠くないんだか、まどろんでる時間が好きです。大垣:なにそれ! 「イベントの仕事とか好きです!」じゃないんかい!(笑)田代:イベントの仕事きついんすよ。イベントの仕事、きついんす。- 一人でぼーっとするのがお好きなんですね。そんな田代さんが、10年近くKSPで働いている理由ってありますか?
田代:「担当するイベントのキャパが100人以上になったら辞めよう」と考えてたんです。
85人くらいまではいくんですよ。3年続けて85人だったりもしました。
今年も100人に至らなかったな、辞められないなと思っていたら、忙しくなってきた。
忙しくなってきたタイミングで、ラグビーワールドカップ開催。
「これ区切りじゃねえ?」と思って。思っていたら今度はコロナ。
ああもう、できねえな(100人達成しないな)と思うと同時に「まあ、いっか」と。- 田代さんは、ひょうひょうとしてますよね。ひょうひょうとしながらもステップアップしてるのがすごいところですね。
マネージャーになるまでは、2年くらいかかったのでしょうか?田代:いやもっと長いですよ。2017年くらいにマネージャーになってるから、入社から3年はかかってます。- 休みとかはどんなことをしてるんですか
田代:釣りいったり、酒飲んだり、キャンプしたり。- PC好きな人って、意外にアウトドアな人多いですよね。
大垣:PC好きな人ってあまり外に出ないイメージがあるけど。田代:違うの。オンで機械ばかりいじってる生活だと、オフのときに違うことをしたくなる。
焚き火をしながら火を育てたりしてるんですよ。- 支社長代理というポジションですと、プレッシャーを感じたりしそうなものですけど、いつもひょうひょうとしていて、そういうところがすごいですね。
田代:なるようにしかならないんですよね。良く言えば対応力でなんとかしようとしているし、悪く言えば器用貧乏。- 働く中で、心がけてることってありますか?
田代:社内社外等々に、より良く働いていただきたいので、足を運んで直接話を聞いたりしますね。そして、あまり暗い話はしないよう心がけています。
マイナスのことばかり考えていても全然おもしろくないですし、暗い話をしたところで状況が改善されるわけではないので。- 自分で足を運んで見に行くスタイルなんですね。
田代:直接行けるのであれば。- 素晴らしいですね。行ってみないとわからないですもんね。
ちゃんとそういうのを聴いて、反応してくださるのがいいですよね。KSPのどんなところが好きですか?田代:この質問、事前に渡されたシートに書いてあって、でも訊かれても答えらんねえなと思って(笑)。
どういうところが好きだろう。あ、でも、イベントで、自分がこの人と働きたいなと思ったときに、「いいよ」って言ってくれるところですかね。
もちろんメインの仕事をちゃんとした上でというのが前提ではありますが、やりたいことをやらせてくれるところがあるので、自分で能動的に動ける人たちはうちにハマっていくんじゃないかなって。なのでこれから入る方は、いっぱい頭使って働いてください(笑)。- 当面の目標ってありますか?
田代:支社を一日も早く安定させること。将来的には、ネームバリューを持つこと。
そして余談ですが、さいたま支社のあるさいたま市は、いいなと思うところがありましたよ。まず、駐車場が多い! そして、ラーメン屋!※2大垣:どういうこと?田代:調べてみな。- 大垣さんにも質問してみたいんですが、大垣さんは田代支社長代理のどういうところがいいと思いますか?
田代:ラーメン屋いっぱい知ってるところ。大垣:そうだね(笑)。若いからたまにね、ちょっと言い合いすることもありますけど、理屈っぽいとこともあるけどダメなことはダメとちゃんと言ってくれる。
それはできることで、それはできないことだよって。PCに強いところもいいですよね。経理の仕事は基本的には労働主役型。労務管理をメインでやっていると、管理するときのノウハウ、新しい情報をたくさん持っていたり、訊くと教えてくれたりとかする。すごい頼りにしてますよね。
- 今後、どんなことをしていきたいですか?
田代:まず、自分の支社づくりをしっかりやりたいです。
支社の状態を安定させながら、会社のDX的なベースを作り上げていく。社内のデジタルの部分を構築していかれたらいいなと思ってます。- デジタル化していくことでKSPはどうなると思いますか?
田代:管理が楽になるんじゃないでしょうか。
ミスが少なくなっていく。無駄な残業もなくなる。生産性向上。
20年前、掘っ建て小屋だった頃のKSPを知っていて、プロセスを知ってる自分からすると今の会社はすごく良くなってるように思えるけど、若い世代からはパッと見、至らないところが見える。ということもストレートに話してもらえるので、そこは僕も、「いや昔はこうだったからこうなんだよ」、というのは言わないようにしていかないといけないなと。頂いた意見の100%を考えるというのは難しいかもしれません。でも、考えようとする会社でありたい。中川:急に大きなビルを立てることは難しくても、小学生が中学生になり、高校生になっていくように、成長することができる。
今後のKSPさんのご活躍がますます楽しみですね。※1 株式会社KSP横浜支社長である岡庭将氏。
※2 隠れたラーメン激戦区・大宮を抱える政令指定都市。